アーユルヴェーダ

日々のオイルマッサージで老化予防と免疫力アップ

マッサージ

アヴィヤンガを実践する目的とは?

 

アーユルヴェーダのオイルマッサージには、老化防止という目的があります。

【若さ】【美しさ】【健康】は、誰もが望むことですが、【老い】は、避けらません。

年齢とともに失われていく、健康や若さを少しでも遅らせたいという願いは、古代から変わらないものです。

古代インドでは、植物油の中でも、抜群の抗酸化力をもつごま油を、皮膚をし、体内に取り込むことで、

衰え始めた、体の生理機能を活性化させる知恵を初見 しました。

これが、アーユルヴェーダのオイルマッサージ(アビヤンが)です。

年老いても、自分のことは自分でできる元気なおじいちゃん、おばあちゃんになるために、無理のない範囲ではじめてみましょう。

アーユルヴェーダのオイルマッサージの効用

 

・老化防止

オイルマッサージをすることで、皮膚から浸透したごま油が体にたまった脂肪や、毒素を落としてきれいにします。

その結果、消化、吸収、代謝の能力が元に戻り、肥満や病的な症状もなくなって若々しい体となります。

また、老化と深いかかわりのあるヴァータ(風)のエネルギーを、ごま油は調整する働きがあるので、老化を遅らせることができます。

 

・ストレスからの開放

オイルマッサージを行うことで、体にあらわれている痛みや慢性的な体の凝り、ひきつりなどの肉体的なストレスはもちろん、心理的な緊張感や不安、精神的なイライラな感情、不安感などの心のストレスを和らげ、深いリ ラックス感をもたらします。

その結果、表情がやわらいで美しくなり、夜は熟睡できるので朝の目覚めもさわやかです。

ストレスは、すぐに皮膚に影響を与えますが、ストレスがなくなると肌の状態も正常に戻って輝きが増し、女性の大敵である、ニキビ、しみ、しわ、そばかすなどを予防することができます。

 

・自己治療力、免疫力を高める

免疫力とは、外からの刺激に対して生命を守ろうとして働く内なる力で、病気に対する抵抗力のことです。

オイルマッサージで、体内を綺麗にして経路のつまりがない状態にしておくと、老廃物はきちんと体外に排出をされ、体の各部で必要とする栄養素はすみず みまで行き渡ります。

このため、生理機能のバランスが整い、病気を寄せ付けない体になります。

 

・スキンシップ効果

「手当て」という言葉が示すように、人が身も心もともに癒されるのは、人の温かい手です。

マッサージは、この原点ともいえるテクニックです。

1人でするマッサージでも、快い感覚を探しながらすると一層効果的です。

熱を加えることで、ごま油の有効成分が皮膚から吸収されやすくなり、体内組織の細部にまで浸透する効力も高まります。

ごま油には、強い抗酸化作用のセサモールなどが含まれていて、オイルそのものの保存も良く、マッサージで皮膚から吸収される抗酸化物質が老化防止の働きをするのではないかと考えられています。