食事療法によるアーユルヴェーダの重要性
アーユルヴェーダでは、規則正しく能率的な老廃物の排出を伴った食物の完全なる、
消化・同化作用が健康と美容の本質と考えられています。
これによって、バランスのとれた美しい人になるための基礎が形成されていきます。
しかし、いくら素晴らしいものを口にしたとしても、消化がうまくいかずに未消化物が蓄積していくことで、
「アーマ」と呼ばれる毒性の老廃物を生成します。
そして、消化器官を詰まらせて、消化作用を妨げます。
アーマを積もらせずに消化力を高めるために重要なこと
♢げっぷが出た時点食事を終わりにする。げっぷは、もうこれ以上が食事を受け付けませんというサインです!
♢怒っていたり、沈んだ気持ちでいたりなど負のエネルギーが湧いている時は、食事を作ったり、食べたりするのはやめましょう。
その時に抱えている負のエネルギーをわざわざ口に入れて食べてしまうことになるので、きちんとした消化がなされません。
また、このような負のエネルギーを抱えた方が作った食事を口にすることも同様です。
♢食事中は、ペチャクチャ喋ったり、テレビを見ながら食べたりなど、ながら食事はやめましょう。
♢なるべく静かで、綺麗な場所で食事をしましょう。
♢生姜を切り刻み、レモン汁を少々と岩塩を一掴みし混ぜ合わせます。これを、食事をとる前に取ると消化を促してくれます。
「アグニ」=「消化の火」
アーユルヴェーダでは最も考慮しなければならない消化について、「アグニ」という言葉がよく出てきます。
体の消化機能を「火(アグニ)」とする考えです。
食物をよく消化し、利用できるすべての栄養を使って細胞にする力を持っているのがアグニです。
内面の美容を達成できるように、うまく精神を鍛えるのもアグニの役割です。
心身ともにバランスが取れて美しい状態を保つために、強くて健康で、バランスが取れたアグニが必要なのです。